2012年年頭の御挨拶
新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、我が国では未曾有の大震災、津波、原子力発電所事故が発生し、筆舌に尽くせぬ大損害がありました。被災地の皆さんをはじめ我が国国民の不屈の努力とポーランドをはじめとする国際社会からの励ましと支援のお陰で、復旧・復興が進みつつあることは有難く、かつ、心強いことです。事故原子炉が予定より早く冷温停止状態を達成したことも昨年末の朗報でした。被災地の皆さんの生活再建など課題は残っていますが、復興が力強く前進していくことを心から祈りたいと思います。
一方、欧州においてはユーロ危機が続いており、この危機の克服を欧州連合(EU) のみならず国際社会全体が待ち望んでいます。我が国にとっても、貿易相手、投資先として共に世界第三位のEU経済が回復することは極めて重要なことです。そのため我が国としてもIMFや欧州金融安定ファシリティー(EFSF)などを通じて応分の貢献をしています。このような中でEU議長国として大変立派な仕事をされたポーランドに敬意を表します。また、日ポーランド関係は良好に推移しており、日系企業の対ポーランド投資案件が最近次々に発表されたことも喜ばしいことです。
上述のとおり、2012年は困難を抱えながらの幕開けとなりましたが、こんな時こそ内向きになることなく積極的な取り組みを心がけていきたいと思います。
本年が、皆様にとって健康で幸せに満ちたものとなりますようお祈り申し上げます。
在ポーランド日本国大使
山中 誠