9月5日、ワルシャワ・スタシツ宮殿にて西ポレジー生物圏越境保護区国際会議が開催され、イリーナ・ボコヴァ・ユネスコ事務局長からポーランド・ベラルーシ・ウクライナの国境に跨る生物圏越境保護区の認定書が各国代表に手交されました。我が国は、ODAの一環として、ユネスコ人的資源開発日本信託基金を拠出しており、同基金は、ポーランド・ベラルーシ・ウクライナの3国の環境専門家によるワークショップの開催や地元住民や地場産業とのパートナーシップ構築のために利用されてきました。
本会議には、ポーランドからヤヌシュ・ザレスキ環境省次官、ベラルーシ環境省副大臣、ウクライナ科学アカデミー幹部、ユネスコ本部から生態・地球科学局長などが出席し、関係者から挨拶のなかで、同基金からのプロジェクト支援に対して感謝の言葉が述べられました。当館からは松本参事官が出席し、このプロジェクトが成功裏に終了したことは喜ばしく、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)を開催するなど日本の環境保護政策が国際的に貢献してきたこと、さらに、2014年にユネスコの持続的発展教育国際会議が名古屋と岡山で開催されることを出席者に案内しました。