9月21日,エネア・ヴィトバルザニエ社コジェニツェ石炭火力発電所の会議場において,日立パ ワー・ヨーロッパ社とポリメックス・モストスタル社のコンソーシアムによるコジェニツェ発電所への新規 発電プラント受注契約署名式が開催されました。
署名式は,ズボロフスキ/エネア・ヴィトバルザニエ社社長,オッペンハイム/ポリメックス・モストスタ ル社社長,兼田/日立パワー・ヨーロッパ社社長及びレナート同社CEOを初めとする関係各社幹部に加 え,ブザノフスキ国有財産大臣,ブーリ前同省副大臣等政府関係者,地元選出国会議員及び地方自治体の代 表等の出席の下行われました。当館からは松本参事官が出席しました。
建設が予定されている石炭火力発電所は出力1,075MWで,完成すれば欧州でも最大の最新型石炭火 力発電所となります。また,発電効率が大幅に向上するとともに,CO2排出量削減などの環境対策が進む といった意義・重要性があるとのことです。
電力の9割近くが石炭によって発電されるなど,ポーランドにとって石炭火力発電所は極めて重要はイン フラです。今回のような重要なインフラ・プロジェクトにおいて日系企業が受注契約に結びつけたこと は,日系企業が持つ高い技術力がポーランドにおいても高く評価され,信頼されていることの証左と言えま す。今後ともこのように日本とポーランドの経済関係が強化されていくことが期待されます。