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TRIザグジュ市投資決定披露式典における大使挨拶(案)
(平成24年10月30日(火))

カラピタ・ポドカルパツキエ県知事

ニジュニク・サノク郡長

ノヴァク・ザグジュ市長

チャヤ・ポーランド情報・外国投資庁副総裁

TRI南野社長

ご出席の皆様,


本日は,TRI社のザグジュ市投資決定披露式典において,ご挨拶の機会をいただき,誠にありがとうございます。本日の披露式典開催は,一重にTRI社の努力とポーランド・日本両国関係者の協力の成果であります。心よりの敬意と祝意を表したいと存じます。

私にとって,ポドカルパツキエ県を訪問するのは,今回で2度目となります。前回7月の訪問時には,その美しい土地柄,またフレンドリーな人々に,大変感銘を受けました。

前回の訪問の際、行く先々で,日本待望論に出会いました。 即ち、日本企業にポドカルパツキエ県に進出して欲しいとの地元の皆さんの要望を至る所で伺いました。従いまして,南野社長からTRI社がこの県に進出する予定であることを内々お伺いして,大変喜んだ次第であります。 私は、この投資について二つの意義を強調したいと思います。

第一の意義は、TRI社がポドカルパツキエ県に本格的に進出する最初の日系企業であることであります。 この県の関係者に日本企業待望論があることは、既に申し上げました。 また、ポーランド政府も、ポドカルパツキエ県を含むポーランド東部地域への投資を誘致するキャンペーン “Why didn’t you invest in the eastern Poland?”を展開中です。 私も、このキャンペーンをテレビ等で拝見しましたが、TRI社がポーランド東部にこの度進出することによって、”Yes, we did.” と答えられることは、嬉しい限りです。 受入側の待望論に応えて,日系企業による大規模投資が初めてこの地にもたらされることになります。 これは、言わば相思相愛の関係にある投資決定ということで、その意義は,いくら強調してもしすぎることはありません。

第二の意義は、今回の投資がTRI社にとってポーランド2カ所目の投資となるということです。 これは,TRI社がポーランドの投資環境を評価していることの現れでもあります。 他方,今回のTRI社の投資は,ポドカルパツキエ県,東部ポーランドの事業環境を他の企業が評価する上で重要な試金石となります。今後の更なる企業進出は,TRI社の成功にかかっているとも言えます。TRI社がこの地で成功することによって、ポーランド東部の良好な事業環境が他の日系企業を含む外国企業にも知られるようになることを大いに期待したいと思います。

最後に,TRI社の一層の成功と,その成功がザグジュ市,ポドカルパツキエ県の更なる発展へと繋がることを祈念いたしまして,私のご挨拶とさせていただきます。

ありがとうございました。