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JCOALとNCBRが石炭分野の二国間研究協力に合意

10月3日、(一財)石炭エネルギ―センター(英文呼称:JCOAL)とポーランドの国立研究開発センター(NCBR、National Centre for Research and Development)は、石炭利用分野における技術、環境及びコストパフォーマンスを高めるための二国間の研究開発に協力することで合意しました。

協力分野は、(1)高効率次世代発電技術、(2)炭素回収・貯留(CCS)技術、(3)石炭火力発電プラントの高効率化(リハビリ)、(4)褐炭のUpgrading、(5)石炭のガス化、(6)石炭の液化、(7)石炭からの合成ガス製造、(8)持続可能な石炭資源管理 で、具体的には、関連情報の交換や、JCOALが関与する2国間の共同プロジェクトへのNCBR側からの資金支援となります。

現在、東大生産技術研究所とAGH大学間での「ポーランドの褐炭調査並びに褐炭乾燥試験」が適用第1号となる見込みです。

新しい技術にはコストや信頼性の問題が付きまといますが、石炭利用に関する優れた技術や知見を有する日本とポーランドの協力により、この分野のリーダーとしてCCTの世界的な利用・普及を推進していくことを期待しています。大使館としても、CCTの協力が一層進むよう、今後も側面支援していく方針です。


  • 左から、宮岡JCOAL担当部長(署名者は並木JCOAL理事長)、Grabarczyk・NCBR副センター長、ラタイチャク課長