2月12日、国際交流基金の派遣により、「海からのメッセージ―牡蠣養殖業と牡蠣の郷土料理―」をテーマに、手島麻記子さんをはじめとする宮城郷土料理の専門家や同県塩釜市浦戸桂島の牡蠣養殖生産者ら5名の専門家がワルシャワを訪問、牡蠣を使った宮城の郷土料理や日本酒のワークショップ、レクチャー・デモンストレーションを行い、寿司だけではない日本の豊かな食文化や東北地方の魅力を紹介しました。今回、専門家はポーランドの他にフランスとドイツの2カ国も巡回しました。
ワークショップ、レクチャー・デモンストレーションには、Maciej Nowakさんなどの料理評論家、Robert Sowaさんをはじめとする有名シェフ、ジャーナリスト、料理研究家など多様な分野を代表するポーランド人の皆様に出席いただきました。牡蠣剝きの専門家、内海公男さんによる軽快な手さばきによる牡蠣剝き実演に観客は目を見張り、フランスから取り寄せた牡蠣が、1950年代にフランスの牡蠣が全滅の危機に瀕した際、宮城県から持ち込んた種牡蠣の子孫であること等、日本と欧州の意外なつながりについても興味深く聞き入りました。
なお、今回の事業の実施に当たっては、ワルシャワ料理学校、LaMaree、Blue Dragon、Polki.pl、Radio dla Ciebieほか、多くの皆様にご協力いただきました。感謝申し上げます。
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