2月28日、日本大使館と中欧能楽文化協会の共催により、広報文化センターにて,能・狂言についてのレクチャー・デモンストレーションが開催され、多くの観客に来場頂きました。
中欧能楽文化協会設立記念ツアーの一環として実施された同催事には、日本から来訪中の松井彬(まつい あきら)・喜多流能楽師(重要無形文化財総合保持者)、松井俊介能楽師、リチャード・エマート武蔵野大学教授及びポーランドで能を勉強する緑蘭会員が能を、また文化交流使としてチェコ滞在中の茂山宗彦(しげやま・もとひこ)・大蔵流狂言方及び茂山逸平(いっぺい)・大蔵流狂言方、チェコで狂言を勉強するなごみ会のオンドレイ・ヒーブル氏ほかが出演、厳粛かつダイナミックな、興味深い公演を行いました。
また、能面師の久保博山氏からは、26日にオープンした能面展で展示中の能面を披露、能面の作り方やそれぞれの能面にまつわる説明を行いました。
600年以上の歴史を持ち、ユネスコの第一回無形文化遺産にも登録された日本の伝統文化である能、狂言が中東欧地域で高い人気を博しています。今後も、能・狂言の企画を続けて参ります。ご協力いただいた関係者の皆様、お越しいただいた観客の皆様、ありがとうございました。