6月4日、ワルシャワ大学図書館で三井物産冠講座が開かれ、芥川賞作家の松浦寿輝氏が日本の地形と日本人の世界観の関係に関して講演しました。
テーマは「『波打ち際の国』の文学」です。急峻な山を有する一方、海に囲まれた日本の地形が日本人の世界観の形成に影響しているとの仮説を基に話を進め、会場に集まった同大学生や教授陣らは熱心に講演に聴き入りました。山中大使夫妻もこの講演会に出席しました。ワルシャワ大の三井物産冠講座は2011年に始まり、今回が5回目になります。次回は、10月半ば、芥川賞作家の綿矢りさ氏を招いて実施される予定です。