10月14日、在ポーランド日本国大使館広報文化センターにて、日本国内外において日本刀の普及に努めている備前長船博物館の学芸員及び専門家による日本刀に関するレクチャー・ワークショップ「日本刀 ~作り方と鑑賞の作法~」が開催されました。
レクチャーでは、備前長船博物館学芸員の植野哲也さんが日本刀の歴史や日本刀ができるまでの工程を映像を交えながらたいへん興味深く説明されました。また、植野学芸員のほか、日本から訪れた刀剣研磨師の阿部一紀さん、鞘師の石崎三郎さん、刀工の三上高慶さん、装剣金工師の片山恒さん、木下宗憲さんからは、刀剣の鑑賞方法や作法、手入れ方法の詳しい説明、また若干の実演も行っていただきました。
レクチャーには、ワルシャワのみならずポーランド国内各地から、70名を超える日本刀愛好家や武術愛好家、一般市民が参加、現代まで受け継がれている日本刀の長い伝統と、その背景を学ぶ機会となりました。今後も、日本大使館広報文化センターでは機会を捉えて日本の伝統工芸や作法などをご紹介して参ります。