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シロンスク大学における極東アジアに関する会合

4月9日、ソスノヴィェッツ市のシロンスク大学英語学部において第1回極東アジアに関する会合が開催され。当館より松本参事官が出席し、「最近の日本・ポーランド関係と極東アジアにおける安全保障の状況」と題し開会の講演を行いました。同会合には、ウィダ同大学英語学部長、フシチャ・ヤギェロン大学日本学科長、ノヴァック・クラクフ日本美術技術博物館副館長や同大学の200名ほどの学生が出席しました。

松本参事官は講演の中で、最近の二国間関係については、昨年6月の安倍総理のポーランド訪問や同11月のピエホチンスキ副首相兼経済相の訪日などを通じ、二国間関係は順調に発展しており、本年は「日本・V4交流年」やクラクフ日本美術技術博物館創設20周年などを通じて一層関係が強化されることを期待している、経済関係では、現在行われている日本とEUのEPA交渉が妥結すれば、両国の貿易関係は一層発展することを指摘しました。東アジアにおける日本を取り巻く安全保障の状況は厳しくなっており、北朝鮮の核開発や中国の軍事費増加が続いていること、また尖閣諸島を巡り中国との関係が悪化しているが、日本は積極的な平和主義を推進し、国際的な貢献を強化していくと述べました。また、ウクライナ情勢についての日本政府の立場やEUや米と共にウクライナへの支援をしていく姿勢を説明しました。