10月15日、ポーランド・オリンピック委員会とポーランド・スポーツ観光博物館、当館の共催により、東京オリンピック50周年記念行事が開催され、イレナ・シェヴィンスカIOC委員をはじめとする18名のオリンピアンをはじめ、スポーツ関係者やジャーナリスト、外交団関係者、日本商工会長など多数が出席しました。
クラシニツキ・ポーランド・オリンピック委員長による開会挨拶の後、山中大使からも挨拶を行い、50年前のオリンピック開催がスポーツ振興に加えて日本の発展にも大きく貢献したことを回顧しつつ、2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会が、日本に再び勇気と活気を取り戻すとともに、世界の友好と平和につながっていくとの展望を述べました。
同行事には、50年前の東京オリンピックで陸上選手としての国際デビューを遂げたイレナ・シェヴィンスカIOC委員をはじめ、多数のオリンピアンが参加、東京オリンピック当時の思い出を語りました。また、400メートル・リレーで金メダルを獲得した、シェヴィンスカIOC委員とチームメンバー(ハリーナ・グレツカさん、エヴァ・クウォブコフスカさん)より、スポーツ観光博物館に対して当時使用したバトンの寄贈があった他、複数のメダリストより、オリンピック・メダルの寄贈がありました。
同日オープンした記念展覧会においては、日本、ポーランドのほか、スロバキア、ハンガリーより提供された当時の記録写真やポスター、記念切手や1964年当時の公式法被、また2020年東京オリンピック・パラリンピック大会のスポーツ施設構想イラストなどが展示されました。特別展示は、11月末まで実施されます。
今後、18日(土)の記念映画上映会では「ポーランドオリンピックの思い出」(ポーランド)、「東京オリンピック」(市川崑監督)と「Vera64」(チェコ)が実施されます。
今回の行事はポーランド・オリンピック委員会95周年記念、また「V4+日本」交流年事業の一環として行われました。関係者の皆様に心から感謝申し上げます。