3月21日(土)、ワルシャワ大学旧図書館にて、ポーランド日本語教師会、ワルシャワ大学、日本大使館の共催による第36回日本語スピーチコンテストが開催され、全国の日本語を学ぶ学生や社会人、高校生26名が参加しました。
冒頭、山中誠大使及びコズィラ・ワルシャワ大学日本学科長より開会の挨拶を行い、参加者を激励しました。弁論大会参加者は、150名を超える多くの観客を前に、日頃の学習の成果を披露しました。審査員の一人、ヤギェロン大学日本学科にて教鞭を執る中野二郎国際交流基金日本語専門家は表彰式後の講評の中で、出場した弁士たちの日々の努力に対する賛辞と激励、そして惜しくも入賞は逃したものの、素晴らしいスピーチを行った参加者らをたたえる言葉を述べたほか、最近のネット社会を反映したスピーチが際だったとの印象を述べました。
第36回大会の入賞者は以下のとおりです。
1位 アガタ・マリシェフスカ(ワルシャワ大学)「モルモットの道」
2位 アンジェイ・ナヴァラヌィ(ワルシャワ大学)「退屈、茶道、ナズナの花」
3位 アドリアンナ・シニャデク(アダム・ミツキエヴィッチ大学)「日本とポーランドのことわざ」
4位 アレクサンドラ・グロツカ(アダム・ミツキエヴィッチ大学)「やる気」
5位 ガブリエラ・シェミェンコヴィッチ(ワルシャワ大学)「匿名の友達」
高校生の部1位 クラウディア・テルシェフスカ((グダンスク、Matsuri日本語学校)「ノーモア・ヒロシマ」
敢闘賞 バルバラ・ビーシャ(グダンスク、Matsuri日本語学校)「自分なりの考え方~私にとって一番大切なこと」
1位のアガタ・マリシェフスカさんは、2015年秋の日本での日本語・文化研修へのポーランド代表権を、2位のアンジェイ・ナヴァラヌィさんは、Emirates航空より日本往復チケットを、それぞれ獲得しました。おめでとうございます。
上記入賞者には、ポーランド日本商工会ご提供の賞金4000ズロチ及びぺんてる社提供のトロフィーが、また参加者全員に、ポーランド日本語教師会(国際交流基金)、ポーランド日本商工会加盟各社(アルファベット順:AJINOMOTO, AMADA, Aries Power, Itochu, Komatsu, Lotte Wedel, Mitsubishi Corporation, Mitsubishi Motors, Mitsui & Co, NGK, Pentel, Suzuki Motors, Toyota)ご提供の副賞が授与されました。 また、ポーランド日本人会及びKOKORO(日本茶輸入販売企業)からは弁論大会実施後の懇親会への補助・ご協力をいただきました。
日本大使館は、参加者された弁士の皆様の努力と健闘に心からの敬意と祝意を表しますとともに、共催及び協賛団体・企業、審査員、指導教師の皆様、ボランティアのご協力、そして、応援にかけつけてくださった皆様に心から感謝申し上げます。