日本美術技術博物館・欧州・極東ギャラリー開館記念式典

６月２２日、日本美術技術博物館（Ｍａｎｇｇｈａ館）において同博物館の付属施設、『欧州・極東ギャラリー』の開館式が開催され、日本大使館より山中大使夫妻が出席しました。同式典にはオミラノフスカ文化・国家遺産大臣、ズドロイェフスキ欧州議員（前文化大臣）夫妻、ミレル・マウォポルスキエ県地方長官、アンジェイ・ワイダ夫妻、建築家のクシシュトフ・インガルデン氏や地方自治体関係者、文化関係者、企業関係者など多数の来賓が出席しました。

開館式典ではオミラノフスカ文化大臣及びマイ館長、また、Ｍａｎｇｇｈａ館の創設者でもあり『欧州・極東ギャラリー』の提唱者でもあるワイダ監督、そして建物の設計者であるインガルデン氏らによる挨拶が行われました。関係者は一同に、ギャラリーの開館により欧州とアジアの文化交流がより活発になるであろうと述べました。

なお、式典に際し、オミラノフスカ文化大臣より、文化大臣在任中に同ギャラリーの建設にあたって欧州基金の獲得に尽力したズドロイェフスキ欧州議員に文化功労賞（Ｇｌｏｒｉａ　Ａｒｔｉｓ）金賞が、また、ギャラリー建物の設計を担当したインガルデン氏には銀賞が授与されました。

また、開館記念展示として、ワイダ監督と親交が深かったポーランド人画家、故Ａｎｄｒｚｅｊ　Ｗｒｏｂｌｅｗｓｋｉ氏の絵画及び中国人アーティストのＹａｎ　Ｆｕｄｏｎｇ（揚福東）氏によるマルチメディア・アートの展示も開始されました。