昨年に引き続いて、2015年も日本人2名のノーベル賞受賞が決まりました。
スウェーデンのカロリンスカ医科大は10月5日、今年のノーベル医学生理学賞を大村智・北里大特別栄誉教授ら3人に授与すると発表しました。業績は「寄生虫による感染症とマラリアの新治療法の発見」です。大村教授の功績は、米ドリュー大名誉研究フェローのウィリアム・キャンベル氏と共に、寄生虫病の治療薬「イベルメクチン」の開発への貢献です。
続く10月6日、スウェーデン王立科学アカデミーは、2015年のノーベル物理学賞を梶田隆章・東京大宇宙線研究所長ら2人に授与すると発表しました。梶田氏の功績は、素粒子のニュートリノに質量があることを、観測装置「スーパーカミオカンデ」(岐阜県飛騨市)を使って実証したことであり、これは1998年6月の国際会議で発表されました。