6月21日、オシフィェンチム(ドイツ語の呼称はアウシュヴィッツ)にて我が国の対ポーランド見返り資金の最後のプロジェクトとなる「アウシュヴィッツ記念ホスピス」の開所式が行われました。この開所式にはポーランド及びドイツ両国の保健大臣や地方自治体の関係者などが出席し、関係者の挨拶の中ではこのプロジェクトに対する日本からの援助に感謝の言葉が述べられました。当館からは松本参事官が出席し、このプロジェクトは、日本が1990年にポーランドの民主化や経済改革を支援するために行った食糧援助による見返り資金協力の最後のプロジェクトであり、この間ポーランドがEUの一員となり経済的成功を収めたことは喜ばしく、さらに、このプロジェクトは日本とポーランドの助け合いの精神を象徴するもので、日本は逆に東日本大震災に際してのポーランドからの暖かい支援に感謝していると述べました。