10月29日,山中大使は,在ポーランド日本商工会(商工会)及びポーランド情報・外国投資庁(PAIiIZ)共催セミナー「How to stimulate and broaden the Japanese-Polish economic relations」(於:PAIiIZ会議室)のオープニング・セッションで挨拶を行いました。
日系企業による投資,ビジネスがポーランドの経済発展に貢献し,同時に日系企業もポーランドを拠点としてその事業を拡大したように,日本企業とポーランド経済は、手を携えて、シナジー効果を発揮しながら発展してきました。
しかし,未曾有の円高、ユーロ圏の債務危機,エネルギー・環境問題,新興国経済の減速といった厳しい挑戦に直面する中,これまでの日本とポーランドの二人三脚による発展を維持・進化させていくには,双方向の活発な対話を基礎とした,不断の改善努力が相互に必要な状況です。日EU・EPAの早期の交渉開始と締結もその一つです。
日本大使館も協力して行った日系企業に対する事業環境調査の結果,ポーランドの投資環境の良さが再確認されるとともに、インフラ整備など一層の改善が求められる事項も明らかになりました。この調査をきっかけにして、両国の関係者の対話が一層活発に行われ,事業環境が更に改善すること、そして、日系企業の投資も更に拡大すること,そのような相乗効果を期待しております。また、このような調査と対話の機会が今後とも繰り返し設けられることを願っています。