日本美術技術博物館23周年式典

平成29年12月7日
 12月2日,クラクフ日本美術技術博物館において,開館23周年式典が行われ,日本大使館からは松富大使他が出席しました。
冒頭,ボグナ・ジェフチャルク=マイ館長から,在ポーランド日本商工会の支援を得て本年ヴォイチェフ・ヴァイスの絵画を所蔵品として新たに購入したことが紹介されました。
 クリスティーナ・ザフヴァトヴィチ=ワイダ教授(故ワイダ監督夫人)からは,ワイダ監督の自伝を引用しつつ,日本美術技術センター(当時の名称)の開館日が決まった経緯について紹介がありました。
 式典における挨拶で松富大使は,故ワイダ監督の遺産である同博物館を今後も支援していきたい旨述べ,博物館関係者の努力に謝意を表しました。また,このたび日本国政府はクシシュトフ・インガルデン在クラクフ日本国名誉総領事に対し,旭日中綬章を叙勲することを決定したと紹介し,インガルデン名誉総領事に祝意を表しました。
 更に,式典に先立ち松富大使は,ザフヴァトヴィチ=ワイダ教授,マイ館長とともに,茶道裏千家クラクフ洗心協会による炉開きの茶会に参加し,新装なった茶室「洗心庵」にて呈茶を受けました。